● 中学英語で英会話ができるようになる？
主に読み書きを学ぶ中学英語で、英会話ができるようになるのか不安に思う保護者も多いのではないでしょうか。
中学英語で学ぶ基礎は、英会話にとって非常に重要な要素ですが、読み書きだけのペーパーテストだけができても、英会話ができるようになるとは言い切れません。
読む力と書く力に加えて実際に話す力と、聞く力を身につけることが重要です。
ネイティヴな会話をするときには、中学英語以上の単語や言い回しが必要となります。
話すスピードも中学英語で学ぶより早く、省略することや単語をつなげて発音しない音も多くあります。
また、英語にも、日本語の方言のように、地域によってなまりがあるため、基本的な発音だけを学んでいても、聞き取りにくいこともあるでしょう。
英会話ができるようになるためには、スピード感、音の変化、語彙力、言い回しを身に付け、実際に聞き取る練習を行い慣れることが大切です。
英会話は日本語で会話をするときと同じように「この言い方が正解」という決まりがないため、テキストの文法やフレーズをそのまま覚えるのではなく、シンプルでできるだけ短いフレーズを心がけると良いでしょう。

● 実際に使うことが大切
中学英語で学んだことは、できるだけ忘れないうちに家庭内でも使うようにすると英語力が身につき、英会話ができるようになるでしょう。
保護者は家庭でも英会話を使い、学校以外でも英語を使って話す、聞く環境を増やし、英語を身近なものにすることから始めると良いでしょう。
英会話が得意ではない保護者は、一緒に英語のアニメやドラマを見て、英語とふれあう環境を増やします。
学校の授業では、聞いているようでしっかり聞き取れていない可能性があり、家庭が英語で会話するような環境をつくることで、学校の授業よりもコミュニケーションを取ろうとするため、英会話が上達するのです。
テキストで学ぶ以外の英語学習を取り入れ、中学英語のレベルアップにいかしてみてはいかがでしょうか。