● 取り組む内容を決めておこう

英語が苦手な中高一貫校生は夏休みが始まる前に、どのように学習を進めていくのか、勉強法を考えておきましょう。
中高一貫校では、夏休みの課題は英語以外にも多く出されるため、それだけで終わってしまう場合もありますが、事前に計画を立てておけば、効率よく学習を進めていくことができます。
夏休みにしっかりと学習している生徒としていない生徒では大きな差がつくため、英語が苦手な生徒ほど計画的に勉強を進めていくことが大切です。
しかし、どのような勉強法が効果的なのかわからない中高一貫校生も多いのではないでしょうか。
具体的な英語の勉強法は、毎日取り組むことと日替わりで取り組むことを決め、きちんと守ることがポイントです。
例えば、反復学習が必要な英単語の暗記、英文法の理解、リスニングは毎日行い、英作文や和訳の練習、長文読解は日替わりで行うなどです。
全て毎日行おうとすると、量が多すぎて続かない恐れがあるため、必ずできる学習量に調整する必要があります。

● 具体的な勉強法について

英単語の暗記は、一つの単語帳に絞って徹底的に覚えていくのがポイントです。
一度覚えることができても、夏休みの終わりには忘れてしまうため、何度も繰り返して覚えましょう。
毎日少しずつでも取り組んでいけば、夏休みが終わる頃には定着しているはずです。
英文法の学習も何冊も違うテキストに手を出さず、1冊を完璧にできるまで取り組みます。
一通り勉強した後は練習問題を解き、間違った問題は理解し直し、正解できるまで繰り返してください。
正解できる問題は再度解き直す必要はありませんが、まぐれで正解したものは理解できていないため、間違った問題として解き直しましょう。
リスニングはシャドーイングが効果的です。
音声を聞き流すのではなく、発音やスピードを意識しながらシャドーイングしてみてください。
日替わりで取り組む英作文や和訳、長文読解は過去問を上手に活用しましょう。
解答の解説をしっかりと読み、わからないことがあれば夏休み明けに先生に質問できる準備を整えておくと効率が良いです。
生徒それぞれ自分に合った勉強法がありますが、どのように取り組むべきかわからない場合は、一度このようなやり方で取り組んでみてはいかがでしょうか。