● 自宅から遠い場合は
中高一貫校に通う子の中には、自宅から離れていることもあるでしょう。
電車やバスを使って1時間以上かけて登校している子供も少なくありません。
そのような場合には、早起きをして登校することになり、帰宅にも時間がかかります。
活動が盛んな部活に入ったら帰宅時間が20時や21時になってしまうことも珍しくないです。
疲れきって帰ってくるので、すぐに寝てしまうでしょう。
このように、中高一貫校に通う子の中には、自宅で学習する暇がないという子供も多いです。
自宅での学習ができないのであれば、通学時間を有効活用してみてはいかがでしょうか。
中高一貫校まで片道1時間かかるのであれば、年間で480時間は登校に費やしていることになり、日数で表すと20日間にもなるのです。
20日間は1ヶ月の登校日数ほどであるため、それを有効活用できれば他の子供よりも1ヶ月長く勉強ができるという考え方もできます。

● 少しでも取り組もう
毎日の登校に電車やバスで通う子も多いでしょう。
朝のラッシュと重なって、必ず座れるとは限りません。
そのため、通学時間にできる勉強方法は限られています。
ペンと消しゴムを使う数学などの科目は難しいですが、英語であれば学習しやすいです。
単語を暗記したり、教科書に載っている英文を読むことができます。
通学時間を使って毎日20個の英単語を暗記すると、1週間で100個ほど覚えることができるため、定期テスト前に慌てて暗記することもなくなります。
中高一貫校は英語の授業スピードが早く、公立よりも暗記する英単語が多いです。
英語の授業が毎日あることも珍しくないので、通学時間を使って英単語を覚えることを習慣化するようにすると良いでしょう。
中高一貫生は、通学時間も有効に使って、効率良く学んでいくことが大切です。
入学当初は早起きの生活に慣れなかったり、電車やバスに乗って移動するだけでも疲れてしまうものですが、体力がついたり環境に慣れてきます。
英語も習慣にすることができれば、やらない日ができると逆に違和感を覚えるようになるでしょう。
少しでも取り組むだけで、取り組んでいない子供と差が出てきます。
はじめは通学時間の15分、30分からでも問題ありません。
毎日続けることから始めましょう。