● 必要なスキルとは

大学生になるイメージが湧かない中高一貫校生もいるのではないでしょうか。
中高一貫校生が受験をする上で、大学生のイメージを持ち、高いモチベーションを維持しながら対策をすることが大切です。
目指したい現役大学生の持つ英語のスキルを知った上で目標を決めてみてください。
現役大学生と言っても人それぞれ得意、不得意があり、レベルも異なりますが、多くの人が持っている英語のスキルは英検2級相当だとされています。
TOEICでは550点から740点、TOEFL iBTでは61〜79点が最も多いようです。
割合で言うと英検1級が5.3%、準1級が9.5%、2級が26.6%です。
これまでは大学入試に英検はそれほど関係がなかったため、わからない人や5級から3級レベルで止まっている人もいますが、4割以上の現役大学生が高等英語教育のレベルを身につけているとされています。

● 将来を見据えて対策していこう

受験までに身につけておきたかった英語スキルについての質問に対して、多く回答があったのも英検2級です。
6割ほどの人が1〜2級の英語スキルが必要だと考えています。
その理由は、受験で必要になるから、高校卒業程度の内容だから、進学しても苦労しないから、難関大学に入るためなどと言った回答が多いです。 また、就職活動でも有利になると考えている人もいます。
中高一貫校の授業はレベルが高いですが、それだけでは受験をクリアするのは難しいかもしれません。
多くの現役大学生が言っているように、将来を見据えて英検2級レベルは習得しておきましょう。
受験対策は長期間行うため、目標に対しての意識が薄くなったりモチベーションの維持が難しいですが、短期的な目標として英検2級以上に合格すると決めれば、意欲的に勉強していけるのではないでしょうか。
大学入試改革が行われ、英語においてはこれから4技能資格が関係してきます。
その4技能資格にも英検が該当するため、希望している大学の条件を確認した上で、必要なスコアを取得していきましょう。
進路が変われば必要なスコアも変わってくるため、よく確認することが大切です。