● これからより求められる英検

中高一貫校は学校内で行われる英語のテストだけでなく、英検も取得しましょう。
中高一貫校は授業スピードが速く、学ぶ範囲も広いためついて行くだけで大変という生徒もいるかもしれませんが、英検を取得するメリットがあります。
そのメリットとは、大学入試が有利になるということです。
英語テストの一環として英検が導入され、一部の大学では出願資格にも指定されています。
レベルはそれぞれの大学で異なる場合がありますが、2級を受験条件に設定しているところもあるのです。
試験が免除されたり、加点などの優遇措置が受けられると、大学受験は有利に進みます。
そのため、中高一貫校でも積極的に受ける生徒が多く、学校側も取得するように勧めているケースも少なくありません。

● 知っておきたい攻略法

大学受験の英語で英検が重要になるということがわかっていても、これまで対策をしてこなかった生徒は、どのように学習を進めていくべきかわからないでしょう。
英語に限らず、どの資格試験も攻略法を知っておくことが大切です。
攻略法のポイントは、配点をしっかり把握することです。
英検の場合ではCSEスコアという合格判定方法を採用しており、リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの4つの技能で判定をします。
1技能あたり650点の配点があり、どれか一つでも0点を取ると不合格になるように設定されています。
2級の場合、リーディングが38問、リスニングが30問、ライティングが1問です。
問題数を見ると、3級以上はライティング対策が合格を左右していることがわかります。
ライティング問題は、内容、構成、語彙、文法で採点され、それぞれの配点が4点であるため、満点は16点です。
攻略法は、自分の意見を述べる際に型となる英文を覚えることです。
シンプルで簡単な英単語で問題ありません。
自分の主張したいことを中学英語を使って英作文できるように練習しておきましょう。
問いの指示とは異なる回答や、時間切れで書かずに提出すると0点になり、他の項目で点数と取れたとしても不合格になる恐れがあるため、必ず対策をしておくことが大切です。