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日本のアニメ・マンガは英語文化圏でこんなに変わる

世界に羽ばたく日本のアニメ・マンガ文化

世界に羽ばたく日本のアニメ・マンガ文化

アニメーションは海外発祥ですが、日本の戦後文化として発展し、現在では世界に誇れる文化にまで成長しています。
アニメやマンガは、いずれも繊細な作業が作品全体の質を左右する部分があり、日本人の手先の器用さがそれに合致したとも言えます。
ところが、日本では特に問題なく楽しまれているアニメ・マンガでも、海外に輸出するときにトラブルが起きてしまうことがあります。
それは、国ごとの文化の違いです。
日本で生まれたアニメ・マンガは、基本的に日本人に向けて作られた内容なので、欧米など他の文化圏に輸出する際には若干の修正が加えられる場合があります。
しかしそれは、縦書きが横書きになる、程度の話では終わらないのです。

文化の違いでこんなところに違いが

文化の違いでこんなところに違いが

日本文化と英語文化の違いについて、世界的に有名な「ドラえもん」を例に見てみましょう。
まず、登場人物の名前から英語文化の微調整が入ります。
「ドラえもん」は変わりませんが、「NOBITA(のび太)」は英語圏では女性名のように捉えられてしまうため、「Noby(ノビー)」になっています。
また、英語文化にないものは、英語文化にあるものに変更されています。
例えば、箸はフォークかスプーンに、焼き芋屋がポップコーン屋に、オムライスがパンケーキになっていたりします。
お小遣いは日本円ではなくドル札ですし、ドラえもんが間違えられる動物はタヌキではなくアザラシです。
英語文化では肥満が社会問題となっていることから、大量のどら焼きを食べるシーンなどもカットされているようです。
どら焼きは英語で「bean-jam pancake」と言いますが、子どもには難しいということで「ヤミー・バン」という愛称が新たに付けられました。
もちろん町の看板も、秘密道具も英語に翻訳されています。
「どこでもドア」や「竹コプター」など、日本語をもじって作られた有名な秘密道具の名称も、英語の語感や使用用途に合うよう面白く翻訳されているようです。
このように、アニメ・マンガで英語文化を勉強するのも、ときには楽しいですね。

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