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英語文化をエレガントに表現する「筆記体」を身につけよう

衰退する筆記体

衰退する筆記体
 

皆さんは筆記体を書くことができますでしょうか?
現在中学生の子供を持つ保護者の多くは、中学生時代に勉強した経験があるのではないでしょうか。
しかし現在、日本の学校で筆記体を教えられることはほとんど無くなってしまいました。
学習指導要領が変更されたゆとり教育の影響で、筆記体が必修では無くなったためです。
具体的には、1987年以降に生まれた人からすでに筆記体の指導の必要は無いと告示され、1989年には指導してもよいという内容に変更されました。
ゆとり教育が終わった今でも筆記体は復活することなく、ブロック体のみの指導が常識となっています。
これには、アメリカの筆記体離れも関わってきていると考えられます。
授業でパソコンを使用する機会が日本よりも多いアメリカにおいて、筆記体はすでに過去のものとなりつつあるのです。
筆記体が書ける世代の日本人は、「今の若い人たちは筆記体が書けない」と嘆いているかもしれませんが、実はアメリカ人の若い人たちも筆記体が書けない・読めない人が多いのです。
さもすれば、日本人よりも筆記体の読み書きができない年代は上かもしれません。
日本人が筆記体の読み書きができないことを恥ずかしく思う必要もないのです。

それでも筆記体は素晴らしい

それでも筆記体は素晴らしい
 

今の時代、筆記体を身につけることは必須ではなくなりました。
筆記体の読み書きができなくても、英語文化に行って困ることはほとんどないでしょう。
しかし、英語文化を深く知りたいなら筆記体の習得は是非しておきたいところです。
筆記体は英語文化において無くてはならないものでした。
タイプライターが発明される前まではすべて手で文字を書いていましたから、ブロック体よりも筆記体の方が圧倒的にスピーディーに書くことができます。
そのため、一昔前の歴史書などはすべて筆記体です。
もし英語文化について深く学ぼうとしたときに筆記体が読めなかったら、同じ英語なのに一昔前の本を読むことができないということになります。
また、筆記体にはトラディショナルな美しさがあります。
英語の文字の美しさを楽しみつつ、英語文化に親しむのも良いものです。

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