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「迷信」のバックグラウンドから英語文化をながめてみよう

英語文化にも迷信がある!?

英語文化にも迷信がある!?
 

日本では、「夜に爪を切ると親の死に目に会えない」や、「茶柱が立つと縁起がいい」などという根拠のない迷信がたくさんあります。
日本の迷信は、ごはんに箸は突き立てないなど、マナー化しているものもあり、信じていなくても一般常識として知らなければならない迷信もあるほどです。
このように見ると、迷信は日本特有のものという感じがしてしまいますが、実は英語文化の中にも迷信は存在します。
日本の迷信が日本文化に密着しているように、英語の迷信も英語文化の背景を色濃く受けているのです。
それでは、英語文化圏で有名な面白い迷信を見てみましょう。

英語文化の迷信

英語文化の迷信

日本では4や9が縁起の悪い数字とされていますが、英語文化では13が不吉な数字とされています。
英語文化の迷信はキリスト教に由来していることが多く、13という数字も裏切り者として名高いユダが13番目の弟子だったことから来ています。
さらに、金曜日はキリストがはりつけになった日ということで、有名映画のタイトルにもなっている「13日の金曜日」は最も不吉な日とされています。
英語文化特有の迷信として、もうひとつ、「木を叩くと魔除けになる」あるいは「木を叩くと幸運が訪れる」というものをご紹介しましょう。
こちらは古代ヨーロッパに由来し、不吉なことや縁起の悪い発言をした後でその通りにならないようにという願いを込めて、コンコンと2回叩きます。
木がないときは「Knock on wood」と代わりにつぶやいても良いそうです。
英語文化には日本文化と共通する迷信もあります。
「塩を肩にかけると身を清められる」や、「黒猫が横切ると不吉」などがそれにあたります。
後者はナポレオンまで信じ畏怖していたと言いますが、その一方でイギリスでは全く反対の「黒猫が横切ると幸運になる」という迷信もあるため、迷信はあくまでも迷信、ということでしょう。
ちなみに迷信は英語で「Superstition」。
専用の単語があるくらい英語文化において迷信は大切にされています。
日本では馴染みのない仕草をされたら、それはもしかしたら何かの迷信なのかもしれません。
他にも国によって、独特の迷信がたくさんあるので、調べてみてるといいでしょう。

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