TPOに応じて変わる英語表現
● 英語における「TPO」とは
英語を話す上で大切な事はやはり伝えるという事です。
ただの学問ではなく、語学ですので、
人に伝えるための表現を用いてコミュニケーションを図ることが求められます。
そのため「TPO」を意識した表現が非常に大切です。
ちなみに余談ですが、「TPO」は和製英語ですので、
会話の中では使わないようにしましょう。
さて「TPO」という言葉ですが、文字通り「time」、「place」、
「occasion」という単語の頭文字をとった言葉で、時間と場所と機会を表します。
英語では、場所や機会も気にしなければなりません。
場所によって主に前置詞が変わりますし、機会によっても変わります。
しかし、それ以上に特に気をつけなければならないのは、
時間によって文の構造が大きく変わるということです。
時間についての表現をある程度習得さえできれば、
伝えるための英語をマスターする事も難しくはありませんので、
特に学習しておかなければならない範囲だと言えます。
● 分詞から時間的な概念を理解する
英語において何故時間の感覚が重要かといえば、
単語の形と文の構造が変わってしまうためです。
時制が非常に厳しく、日本語のように自由度はあまりありません。
例えば、現在完了形は、現在には終わっているという意味合いですので、
過去の表現とは異なります。
過去から継続して何かを達成して、今に至るという意味です。
そのため、現在完了形では、
時間を指定する単語である「yesterday」などを混在させてはなりませんが、
ネイティブではない我々はつい言ってしまいます。
仮に時間指定がある単語を使うのであれば、過去形の形に変えなければなりません。
これこそが英語のややこしい表現と言えます。
現在の事は普通に現在形を使い、過去の一時的な点については過去形を、
今まで継続して行っていてすでに終えたことは、完了形を利用しましょう。
また、進行形もどの時点から進行し始めたかまで考えておかないと、
ネイティブの人を混乱させてしまうので注意が必要といえます。
継続しているのかそうでないのは、基本的かつ重要な考え方ですので、
これを理解するだけでも英語はかなり上達するといえるでしょう。