中学生が英検を受けたほうがいいメリットは?
● 英検で学習目標を立てよう
中学英語は英語の基礎が詰まっているため、しっかりと勉強しておく必要があります。
中学英語をおろそかにしたまま、高校生になると授業についていけなくなるだけでなく、大学受験をする際に中学英語から勉強しなおさなければいけなくなるため、時間がかかるでしょう。
中学英語を学ぶ際は、学習目標を立てましょう。
例えば、英検です。
現在では小学校の英語教育が必修となり、英語力が高く英検2級、準2級、3級の受験に小学生が挑んでいます。
中学生では高校進学受験のために英検を受験している子供たちが多くいます。
英検のレベルを学習目標として設定することで、意欲的に英語を勉強することができます。
高校受験の際に、英検を持っていると合格判定が優先されたり、内定審査に加算されることもあるため、英検を取得しておくメリットはあります。
また、英検対策のテキストが豊富なため、自分に合ったテキストを探すことができ、勉強しやすいでしょう。
英検は受験する意味がないという人もいますが、文法や単語が備わっていなければ不自由する可能性があり、基礎的な学習をするためにも英検を受験しましょう。
● 英検は自分の英語力がわかる
英検は年に3回、各都道府県で地域別に会場が設定されているため、受験しやすいのも英検のメリットのひとつです。
英検1級はTOEIC900点ほどのレベルに相当します。
大人になると英検よりもTOEICを受験する人が多いですが、英検は1級から5級までレベル分けされているため、その人のレベルに合わせて目標を決めることができます。
中学生が最初からTOEICを受験すると、レベル分けがされていないため、わからない問題が多く出題されると勉強意欲が低下してしまう可能性があります。
また、点数で判定されるため、どのくらいの英語力が身についたのか実感できないでしょう。
英検では級を取得するごとに、自信に繋がり、できると実感すると勉強意欲が増すメリットがあります。
目標を持って英語を勉強したい人や、ひとつひとつレベルアップを実感しながら英語を学びたい人は英検を受験しましょう。
● 級によって試される技能が違う
英検は、級によって試される技能が異なります。
5級は中学初級程度、4級は中学中級程度です。
中学1、2年生で習う中学英語が身についていれば合格できるでしょう。
3級になると、中学卒業程度のレベルになり、筆記試験の他に英語での個人面接が加わります。
高校受験をする際は、3級を合格できる英語力がなければ難しいでしょう。
準2級は高校中級程度です。
中学英語はもちろんのこと、高校2年生までに習う文法や単語をしっかり勉強しておく必要があります。
2級は高校卒業程度になりますので、大学進学受験を考えている人は、取得しておくことをおすすめします。
準1級は大学中級、1級は大学上級程度になります。
中学生のうちに1級まで取得しておく必要はありませんが、最低でも3級以上は必要になるでしょう。
英検3級や準2級はレベル的には高いものではありませんが、中学英語をマスターしていなければ簡単に解くことができない内容です。
準2級になると中学では習わない範囲が出題されますが、中学英語をしっかりと復習し、マスターしていれば合格点に届きます。
英検は自分のレベルを知るためにも受験する価値があります。
英語力が伸びない人、伸びる人は基礎が固まっているかどうかが重要です。
中学英語をマスターしていると英語での日常会話には困りませんし、今後、英語を学んでいきたい人は中学英語をマスターしているかどうかで英語が上達するスピードが変わってきます。
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