● 単語の丸暗記という日本人の誤った勉強 「英語学習の基本は単語だ」と言っている日本人はたくさんいるものです。
受験勉強の名残からか常に単語帳を持参し、
表に英単語、裏に日本語を書いて勉強をしている人がおられます。
しかし、この方法は英語力アップには効果がありません。
これは、日本語と英語を対にして覚えるという作業でしかありません。
英語の単語と結びつけるのは、たった一つの日本語ではありません。
イメージと状況を結びつけることが大切なのです。
英語のニュアンスをつかめるように勉強をすることが大切です。
単語は文章の中にあって、はじめてその文脈での意味を成すのです。
効果的な英語学習をするのであれば、
例文がしっかりとのったものを選ぶことが大切です。
せっかく受験勉強をしていても、
単語を覚えればなんとかなるという、
日本人の過った勉強方法をしていると、
時間の無駄になるだけです。
切り取られた単語はシャケの切り身のようなものです。
いきいきと泳いでいる、本来の鮭を知ることが大切なのです。

● 文法書を頭から全てやろうとする 日本人の誤った英語の学習方法に、
文法書を頭からすべてやろうとする方法があげられます。
日本人の多くの人が、受験勉強などのために英語を勉強するときに、
最もやろうとする方法になっています。
しかし結局途中でやめてしまう人も多いのです。
英語の文法書というのは、
ＤＶＤレコーダーなどの説明書と一緒だと考えることが大切です。
そのような説明書は、
四六時中見るものではありません。
英語を繰り返し読んだり、
聞いたり、書いたりしている中で、
分からないことがでてきたら使うものとして考えることです。
もしも、どうしても最初に文法書をしたいという方は、
駆け抜けるイメージですることをおすすめします。
とにかく、まずはバランスよくカバーできるよう勉強し、
引っかかった部分を随時勉強するために使うことです。
文法書というのは、
一度ですべてカバーをするものと勘違いしてはいけません。
怪我をするたびに何度も取り出す、
救急箱というイメージを持つことが大切です。