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英語が世界言語である理由

● 世界レベルの共通語 世界で一番多くの人が母国語として使っている言語は中国語です。
ここ数年で中国の国際的な位置づけは上がってきていますが、
近代の歴史では表舞台に立っていたとは言えませんので、
中国語が世界の共通語になることはありませんでした。
歴史的に見ても事実上の世界標準の言語は英語です。
母国語としては中国語が第一位ですが、公用語として話されていることまで含めると、
人口でも地域でも英語が飛び抜けています。
近代史でイギリスが植民地政策をとったことによって、
英語を強要される地域が広がったのです。
その後イギリスの力は低下していきますが、
変わって台頭してきたアメリカも英語文化の国ですから、
その必要性に変化は訪れませんでした。
ヨーロッパ系の言語を話す人にとって親しみやすいことも理由です。
文法も使用する文字も、中国語に比べて簡単です。
事実上白人が世界を席巻したことを鑑みても、
ヨーロッパ系の言語の優位性は衰えることはないでしょう。

● エスペラントは普及していません 世界標準の言語を開発する目的で作られた人工言語、エスペラントもありますが、
英語ほど普及してはいません。
理由はいろいろありますが、
一番大きな理由はエスペラントを母国語とする国が存在しないことです。
言語はひとり歩きするわけではなく、文化として成熟していきます。
イギリスからアメリカにつながった英語文化が世界に受け入れられたおかげで、
ここまで浸透してきたわけです。
旧植民地まで含めた人口で見ると、
フランス語も多くの人が公用語として使っていますが、
フランス語ヨーロッパ系の中でも難しい言語です。
日本語やロシア語もそうですが、動詞に語尾変化が多い言語は難しいと言えます。
中国語には語尾変化はありませんが、漢字がネックになっています。
ハングル文字のように簡素な文字を開発すれば、話している人口を考えても、
世界共通語となる日が来るかもしれません。
日本人を含めて英語文化に憧れる国民は世界中にいますから、
まだまだ英語の優位性は動きません。

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