日本人にとって英語が難しい理由
● 文法の違いが難しくしています
日本人にとって英語が難しい理由はいくつかありますが、
一番の理由は文法が違うことです。
今でも数多くの言語が外来語として話されているように、
単語だけを覚えるのは比較的容易です。
外国語を学ぶ時にはその言語特有の動詞や名詞の変化がありますが、
英語の変化は他の言語と比べても比較的少ないですし、
日本語の動詞の方がはるかに多くの変化をしますから、
それは理由としては考えられません。
外国人の人々、特にヨーロッパ圏の人たちには、
いくつもの言語を母国語のように話せる人がいます。
ドイツ語を始めとしたヨーロッパ系の言語は、
英語とルーツが同じで文法的に似通っています。
他の言語を母国語とする人達にとっては、
単語を入れ替えるだけで話せるとも言えます。
アメリカ人にとって日本語は習得しにくい言語ですから、
日本人からすれば英語を習得しにくいのは当たり前のことなのです。
日本語の文法で形成された脳内を他の言語の脳にするのは大変なことです。
● 勉強の時間も足りません
日本人は大学まで含めると10年以上勉強しているのに、
話せるようにならないのはカリキュラムに問題があるからだという人もいますが、
勉強の年数と総勉強時間は違います。
授業を離れると日常生活で英語を使う機会がありませんので、
触れる時間が圧倒的に足りないと言えます。
日本人の性格も話せない理由となっています。
日本人は恥の文化ですから、
完璧にマスターしてから間違いが無いように話そうとします。
人前で間違えることを恥とするからです。
外国人の中には間違った文法やなまった発音で平気で話す人がいます。
言語は相手に通じることが一番大切ですから、
間違えていても自分の言いたいことが通じればそれで十分です。
入学試験に採用していることも、
間違えることを恥ずかしいと思う大きな要因となっています。
言語はコミュニケーションのツールですから、
言いたいことが伝われば十分だと開き直ることも大切です。
間違えながら覚えていくという原点に立ち返ることも必要です。
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