英語での挨拶は、中学校の英語の授業で真っ先に学ぶであろう単元で、英語文化への入り口ともいえる第一歩でしょう。
そんな英語文化の第一歩で習う模範解答の受け答えは、
A:Hello. How are you?
B: I’m fine. Thank you.
でした。
英語文化で育った外国人と会話をするときも、この受け答えをそのまま流用している人も多いのではないでしょうか。
学校で教えることですから、もちろん間違いではありませんが、実は英語文化において「元気?」という問いかけや、それに対する答えはこれだけではありません。
よりネイティブに近づくために、数種類の挨拶を覚え、使い分けてみましょう。
「How are you?」と同じような意味の挨拶には、「How’s it going?」「How’s everything?」「How are you doing?」などがあります。
学校ではあまり習わない挨拶文ですが、これに対する受け答えも「I’m fine.」で構いません。
逆に、「元気?」と尋ねられた側の返答もとてもたくさんあります。
例えば、「とても元気!/とても調子がいいよ!」と返すときには「Great!」、「いいですよ/いつもと変わらないよ」なら「Not bad.」「Good thanks.」などがあります。
あまり元気ではないことを伝えるときには「Not so good.」などがありますが、調子が良くないと告げられた側はなぜ調子が良くないのかも気になるところです。
そこで、「Why? What’s wrong?(なぜ?どうしたの?)」と尋ねられることも多いので、それに対する答えも用意しておくのがベターです。
また、さらに砕けた挨拶になると、「What’s up?(調子はどう?)」「What’s new?(変わりない?)」などがよく用いられます。
これらは真剣な返答が聞きたいわけではなく、気軽な挨拶ですので、こちらも気軽に「Not much.」「Nothing special.」など、特に変わりがないことを告げるとよいでしょう。