日本人が英語文化圏に行ったとき、或いは、英語文化圏の人が日本を訪れたときなどに必ずと言っていいほど交わされるネタが、日本文化についてです。
日本文化は英語文化の人たちにとって興味深く、実際の日本とイメージの日本が、かけ離れているというケースも少なくありません。
英語で日本文化を紹介するときのコツは、まず紹介したいものについて日本の常識や自分の思っていることを話し、次になぜそう思うのかを解説するといいでしょう。
余裕があれば、例を挙げるとわかりやすいです。
日本文化に関わらず、物事を伝えたい時には簡潔にわかりやすくがポイントです。
「常識→理由→例」の3ステップで、日本文化を紹介してみましょう。
具体的に、上記の3ステップで日本文化を紹介してみましょう。
まず、英語文化圏の人のよくある誤解の一つである着物についてです。
常識「日常生活で着物を着る人はほとんどいません」
理由「着物を着るのは難しくて時間がかかるため、洋服のほうが簡単でいいからです」
例「今でも着物はお祭りや儀式のときに着る人もいます」
といった具合です。
これはあくまでも一例ですので、ポイントを押さえれば他の紹介でも構いません。
常識「着物は日本の伝統的な衣服です」
理由「昔から日本人の体形に合うように作られた美しい衣服だからです」
例「海外でも日本独自のKIMONOと呼ばれています」
もう一つ具体的な例を挙げましょう。
日本文化の一つとして、玄関で靴を脱ぐというものがありますが、それをポイントを押さえて紹介すると
常識「家には靴を脱いで入ります」
理由「日本では床に座る文化があるからです。」
例「靴を履いたまま家に入ると汚い床に座らなければならなくなります」
などとなります。
英語文化の人は、まず結果を話してからその理由を話すという順番の方が、しっくりくるものです。
このポイントはいくらでも応用が効きますので、和食や富士山、神社仏閣などに、是非使ってみてください。