日本人は奥ゆかしい国民性を持っているためか、近しい人間と話す上でいちいち身振り手振りを交える人はそう多くありません。
洋画を見ていても外国人はなんであんなに動きながら喋ってるんだろう、と思ったことはありませんか?
日本人が普通に会話するよりも、会話で消費するカロリーは絶対多いですよね…。
でも、英語圏文化の最中にいる外国人にとってはそれが普通のこと。
むしろ、体を使って表現しない日本人は「何を考えているかわからない」とみなされることもあるようです。
特にアメリカ人は幼い頃から喜怒哀楽を体で表現する文化の中で育っていますから、ジェスチャーによって微妙なニュアンスのことも伝えられたり、言葉を交わさなくてもジェスチャーのみでコミュニケーションを図るときだってあります。
そんなジェスチャーが、異文化間で通じたら、嬉しいと思いませんか?
アメリカ人と話す時には日本人の美徳ともいえる奥ゆかしさをいったん置いといて、恥ずかしがらずに大げさに腕を動かしてみましょう!
きっと相手も笑顔で応じてくれますよ♪
グッドラック!
人差し指と中指をクロスさせるポーズは、「あなたの幸せを願っています」「幸運を祈る!」などという意味。
また、自分自身が何かお祈りしたいときもおまじないとしてやっているようですよ。
ダブルクォーテーションマーク
「“ ”」←これです。
顔の両脇でVサインをして、ちょんちょん、と折るジェスチャーは、話している内容を強調したいときに用いられます。
ただこれは皮肉の意味が込められるパターンも多いですから、使い方を間違えないように注意してください。
理解できません
両手を広げて上に上げるポーズです。洋画ではおなじみですね。
アクシデントが遭ったときや、怒ったときなんかにもよく見られます。
日本の中でしか通じないジェスチャーも多々ありますが、たいていは「アメリカでは使わないな~」くらいにしか思われないでしょう。
例えば、自分の顔に向かって人差し指を向けて「私」を表現したり、両手で「○」や「×」を作って回答したりといったジェスチャーは通じていませんのでご注意を。
ただ、日本人でよくやりがちな「いえいえ」と顔の前で手を振るジェスチャーは「臭い」と捉えられますのでやめたほうがよさそうです。
また、日本人でもNGな中指を立てる仕草は、こと英語文化の人間にとってはかなり強い侮辱の意味になってしまいますので、絶対にやめてください。
他にも、日本人にとっては何気ないジェスチャーでも、違った意味に捉えられる仕草はいろいろとあります。
大げさに感情を表現するのは大変結構ですが、間違ったジェスチャーをしないようにだけ気を付けてくださいね。
大人になってからいざジェスチャーをやろうと思っても、なかなか難しいものがあります。
一方、幼児期からジェスチャーを交えた教育を受けていると、英語を話すときに自然とジェスチャーが出てくるでしょう。
ネイティブのように自然なジェスチャーは表現力も付加させ、話す英語に奥行きも出てくるというものです。