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TOEICと受験英語の決定的な違い

● そもそもTOEICとはどんな試験? 世間でよく言われているTOEICは、
英語の能力を測定する試験として世界的に認められているものです。
母語が英語でない人に向けて作られているテストで、
世界150カ国で700万人が受験しています。
日本では年10回行われていて、大学の単位申請だけでなく、
大学院でも判定基準として使用されるものです。
満点は990点で、5段階のランク分けがなされていて、
世間的には730点以上で英語を高いレベルで扱えると認定されるようになります。
また大学入試などで使えるスコアとしては大体470点以上となっています。
受験内容はリスニングが45分間、
リーディングが75分間でそれぞれ100問出題されます。
その内容は身近な話題からビジネスに関する話まで多岐にわたっていて、
日常的な会話からビジネス会話までの学習が必要になるテストです。
日本の傾向として、リーディングは比較的出来ている人が多いのですが、
リスニングを苦手とする人が多く、他の英語能力を測定する資格に比べると、
スコアが伸びない事が珍しくないと言われています。
これはTOEICが、学校英語と大きく違う事に起因していると言われています。

● TOEICと受験英語の違いとは 一般的にTOEICで問われる英語の能力は、受験で問われる事は大きく異なっています。
文法がどれだけわかっていて、文を紙の上で作る事が出来るかよりも、
会話能力がどの程度かという事が重要となっています。
近年試験でリスニングが増えつつありますが、
日本の学校英語はまだまだリーディング、つまり文法に力を入れています。
外国の人から見ても古典的で完璧すぎる文法を学ぶ事ですので、
話せるようになれば綺麗な英語となりますが、伸びる人はそう多くありません。
学校英語のお陰で文章は比較的読めるけど、
誰かと英語を使って話すのは苦手だというケースは多々あります。
学校英語で話す事が苦手になってしまうと、中々話す機会を得られないため、
どうしてもリスニングの能力も鍛えられなくなります。
そのため必然的にTOEICのスコアが伸びない事に繋がってしまうのです。
そのためにも受験の時の学習法から変化、脱却させて話す機会を作る、
話を聞く事が重要になるといえるでしょう。