● 英語力を求める企業が増えています
学校を卒業して働く時には、働いてから仕事を覚えるのが当たり前ですが、
英語力に関しては就職面接までに一定の能力を身につけておく必要があります。
日本国内では人口減少が始まっていることや、市場が飽和状態のこともあって、
海外に目を向ける企業が増えていることがその理由です。
英語学習者の英語力を測る試験としてTOIECが有名ですが、
面接の時点で一定以上のスコアも求める企業もあります。
専門学校などで就職面接の講座もありますが、
それよりも英語力を上げるほうが就職で有利な時代になったと言えます。
就職面接を担当する面接官も、
短い時間でその人の人となりを判断するのが難しいように、
英語力を判断するのは難しいと言えます。
その意味でもスコアが出るTOEICは分かりやすく、平等な指標だと言えます。
就職を有利にするためにTOEICのスコアアップに積極的な大学もあります。
多少ブームのきらいもありますが、身につけておいて損はありません。
● TOEICのスコアと会話力は違います
英語学習者にとって資格試験を目標とすることはモチベーションの維持になります。
昔から有名な試験に英検がありますが、今は英検は小学生や中学生の受験者が多く、
就職を控えた大学生はTOEICを受験することが必要となっています。
TOEICは合格不合格ではなく、スコアで判別する試験ですので、
今の実力を知るためには分かりやすいですが、問題点もあります。
一番の問題点はアウトプットの試験がないことです。
企業が求める英語学習者は英会話ができることです。
TOEICが高スコアでも英会話能力に直結していないのです。
英会話ができるためには、
英語の知識以外にもコミュニケーション能力や話題が豊富なことも必要ですので、
大学時代に英語学習だけをやってきた人にとっては多少不利になります。
英語圏への語学留学や、
オンライン英会話などの英語教室を利用してアウトプットを磨いたほうが、
企業が求めている即戦力としての英語学習者になれます。